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平成26年度 航空自衛隊百里基地 航空観閲式

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平成26年度 航空観閲式


去る10月26日、日曜日。

茨城県小美玉市、航空自衛隊百里基地で開催された航空観閲式を見に行ってきました。

航空観閲式とは  ↓↓


航空観閲式は、自衛隊記念日行事の儀式として、実施されるものです。
 その目的は、内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、航空防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるというものです
 
1996年に「平成8年度航空観閲式」として陸上自衛隊による観閲式及び海上自衛隊による観艦式とローテーションんを組んで3年おきに執り行われ今回で第6回を迎えます。実施場所は、第1回からすべて航空自衛隊百里基地及び同周辺空域で実施しております。









航空観閲式は一般公開ではないので基地内へは関係者しか入れません。よって、基地の外から見学になります。

航空祭とは違い周辺道路の混雑は無いものの、いつもの撮影ポイントが通行止めです。

百里基地北滑走路の北にある「高場が池」に車を停めて、戦闘機が良く見えるいつもの撮影ポイントへ徒歩で移動。('ω')ノ







  E-767AWACS 早期警戒管制機



 旅客機B-767をベースに改造を施し、背中には「ロートドーム」と呼ばれる遠くから敵を探知するための巨大な円盤形のアンテナを搭載しているのが特徴的。

 同じく早期警戒機E-2Cよりも大幅に性能を向上している。
 搭載されるレーダーAN/APY-2は最大で800kmの探知距離を持ち、600の目標を探知されているといわれている。

我が国の安全を脅かす敵機が領空侵入を試みようとも、E-767は決して見逃しません(`・ω・´)

見た目は戦闘機と違い迫力は無いのでただのジャンボ機見えるかも知れませんが、とても重要な機体です。



イメージ 1


イメージ 2






 陸上自衛隊EC-225LP (中央即応集団 第1ヘリコプター団 特別輸送ヘリコプター)


EC225は高速性能、航続性能に優れ、広いキャビンサイズと低振動が快適な居住性を実現し、人員・物資輸送や救難救助用途に最適なヘリコプターとして、国賓や内閣総理大臣など要人輸送用として使用される。

イメージ 3











B-747 政府専用機


ボーイング747をベースに、主には内閣総理大臣など要人を輸送するほか、緊急時には在外邦人などの輸送に使用される。ちなみにその緊急時が想定している事なのですが、国際支援の際に支援隊が搭乗したり、他国で戦争が発生した場合の邦人救出・緊急避難だそうです。


イメージ 4










F-2支援戦闘機





知る人ぞ知るF-2支援戦闘機です。

望遠が足りずにこれが限界でした(T_T) 

500mmのバズーカのような大型望遠レンズが欲しいです。


イメージ 5









ところで、F-2には様々な受難がありました。

語られる事が無いので、皆さんもきっと知らないでしょう。

F-2が辿った修羅場を知ってもらうべく、以下に書いておきましょう~~。


↓ ↓ ↓





★ 予備知識 F-2開発いざこざ秘話★


 今からさかのぼる事21年前、アメリカは1991年の湾岸戦争や2001年のアフガン戦争でステルス機が実戦投入し、圧倒的な威力を見せつけた。時代はステルス戦闘機へ移行しようとしてた。
 ちょうどその同じ頃。初代国産戦闘機F-1が老朽化し、その後継機をどうするかという次期支援戦闘機「FS-X」を導入する計画が持ち上がった。

 話し合いが続けらていく中で、最終的に次期支援戦闘機「FS-X」は国産開発する事になった。戦闘機メーカーの三菱重工業が研究開発に懸ける熱意はただならぬものがあったという。三菱重工業がFS-Xに盛り込んだ内容は、最新鋭のレーダー(フェイズド・アレイ・レーダー)や、ステルス性などだったという。驚くべきことに、当時からステルス戦闘機開発の構想はあったのだ。
 しかしアメリカは、日本の次期支援戦闘機に米軍機の輸入を強く迫った。当時の時代背景として巨額な対日貿易赤字を抱えており、猛烈な政治圧力をかけてきた。
 最終的に日本政府はアメリカの圧力に屈し、次期支援戦闘機の国産開発をあきらめ日米の共同開発をする事で合意した。

 次期支援戦闘機は米戦闘機のF-16戦闘機をベースとして改造していく事になった。当初は1機80億円程度を見込んでいたが、米側ロッキード・マーチン社との折り合いは悪く、機体の3分の1はアメリカで製造する事などの条件や、米ロッキード・マーチン社に法外な高額な下請け料などで最終的には120億円まで高騰した。F-16戦闘機は約52億円なのに対し、F-2はその2倍以上に。

 これらによりアメリカはF-2の開発・生産シェア共に40%を獲得しているそうだ。
 
 さらに、アメリカ側はFCSと、機体を制御するためのソースコード(ソフト開発情報)を開示しなかった。日本は高額な技術料を払ったがその中身は一切秘密であった。
 しかし日本の技術に関して、日本側のFS-X関連の技術に米国側がアクセスできること。つまり、日本の技術は無償で開示するように迫られた。 機体のソースコードに関しては、アメリカのシステムを搭載した戦闘機は修理やアップデートするにしても、アメリカの継続的なアフターサービスやサポートが必要不可欠で、維持をするにも莫大な金を払い続けなくてはならない。米国に日本のお金が落ち続けるシステムである。

 結果的に共同開発とは名ばかりでカネを出すのは一方的に日本政府、アメリカの国益の為にまさに美味しい所だけを持っていかれた感じだが、そのしたたかさがアメリカらしいといえばそうである。当初、F-2支援戦闘機の141機を調達する計画だったが、最終的に94機で終了するのであった。なお、世界最強の戦闘機F-22ラプターにはFS-Xで技術提供した日本の技術が使われているという噂があるが真相は定かではない。

 以上、F-2の受難。












F-4ファントム 支援戦闘機


ファントムは1969年の導入から今日に至るまで日本の空を守り続けているが旧式で老朽化が著しく、F-4の後継機の開発の遅れなどもあり、老朽化が著しい老体にムチを打って現役で飛び続けている。当分はまだ運用が続くのだろう。

これもちょっと倍率が足りなかった(T_T)


イメージ 6

イメージ 7










F-15Jイーグル 主力戦闘機



やはり、戦闘機といって思い浮かべるのはこのF-15Jイーグルだろう。

重厚なワイドボディーがいかにも強そうな感じである。それでいて美しい。

今後ステルス戦闘機が導入され不要になろうが、引退しないで飛び続けることを切に願う。

ここまででことごとく撮影に失敗してきたが、なぜだかこの1枚だけ決まった。





決まったぁぁぁぁ!! 

Σ[ ◎ ]}ー´)パシャッ 




奇跡の1ショット ↓↓ 
ベイパーを曳き怒涛の急旋回!翼にかかる重力はハンパない。
イメージ 8









  T-4ブルーインパルス



知らない人はいない、ブルーインパルス。

繰り出される危険極まりない演技はまさに神業。

大空を舞うブルーインパルスはまさにドルフィン。

老若男女、実に幅広い多くの人を魅了する国民的なヒーローである。




イメージ 9


イメージ 10


イメージ 11


イメージ 12






という事で以上になります。

観閲式は航空祭よりも短い約2時間弱しかやらないのですが、普段は見れない戦闘機や航空機が数多く見れたので十分楽しめました。

特にわが日本の周辺国はろくでもないのが多いのは既に存知の通り、隣国中国はベトナム漁船に実弾を発砲して沈めたり、強引に他国の領海域に滑走路を建設したとか油田を掘削したとか、着実に実効支配を広め、迫ってきております。(ベトナムはなすすでも無く、実効支配を許しているのが現状のようですが)

日本の安全保障が脅かされている今日でありますが、自衛隊の今後の活躍には感謝し今後の活躍にも期待をしております。

あとは、500mmレンズが欲しいところですが1番安くて10万円前後(@_@) 次の航空祭までに考えておきましょう~~。来年はあるのかな??










  動画


動画も撮影してきました。

かなり手ぶれしていますが、ご了承ください('ω'U



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