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中国が尖閣諸島上空及び東シナ海上空に防空識別圏を設定。

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中国の中国が尖閣諸島上空及び東シナ海上空に防空識別圏を設定



 今日は、中国の防空識別圏が話題になっているので記事に書いてみようと思う。

 中国が沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定したことが日米中韓に波紋を広げている。防空識別圏とは国などの防空上の理由から設定された空域のことである。
 
 防空上の理由とは??

 わが日本の周辺で、どこの戦闘機なのか分からない謎の「国籍不明機」が飛行し、領空侵犯の恐れがある場合は戦闘機を緊急発進させ、これ以上は日本に侵入してこないように無線などで呼びかけて退避させるわけなのだが、これが領空侵犯しそうになってから緊急発進するのでは遅すぎる。

 領空侵犯しそうになってから戦闘機を発進させるのでは間に合わない恐れがでてくる。というか間に合わない。もし国籍不明機が爆弾やミサイルを積んでいたら?? 領空に侵入した国籍不明機は爆弾を投下し、爆撃など破壊工作などして、そのまま一目散に国内に逃げる事が可能になってくる。実際に日本周辺を実弾を積んだ爆撃機が周回するなどしているのだから。
 国内に逃げ込まれたら追う事はできず、外交ルートを通じて抗議文を送る程度にとどまるだろう、「遺憾です」と。さすがに爆撃して逃げられた例は無いが、実際にミサイルなど実弾を積んだ国籍不明機が日本周辺を飛行している。
 
 そこであらかじめ「防空識別圏」というものを自国の領空よりも広く設定し、だいたい距離的に他国と自国の中間に位置する「中間線」まで。
 中間線を越えて日本に接近してくる国籍不明機や、怪しい航空機が日本に接近する前に広い範囲で警戒監視をするというものである。場合によって領空侵犯しそうな場合は戦闘機が発進し退避させる。



領空侵犯に備えた警戒と緊急発進

空自は、全国のレーダーサイトと早期警戒機(E-2C)、早期警戒管制機(E-767)などにより、わが国とその周辺の上空を24時間監視している。これにより、わが国周辺を飛行する航空機を探知、識別し、領空侵犯の恐れのある航空機を発見した場合、待機中の空自戦闘機などが緊急発進(スクランブル)し、その航空機に接近して状況を確認し、必要に応じてその行動を監視する。実際に領空侵犯が発生した場合には退去の警告などを発する。              (防衛白書)       
            





        緊急発進の対象となったロシア機および中国機のパターン例↓
イメージ 3












しかし今回、日米の反発している中国の設定した防空識別はこれだ。日中中間線を大幅に越えているどころか、尖閣諸島もまでもが含まれている。↓↓
イメージ 1





             日本の防空識別圏を中国の防空識別圏が重複して設定してきている。↓↓
イメージ 2
















これにより、どういう事かというと。、



中国の防空識別圏及び尖閣諸島上空を飛行すると中国軍戦闘機がやってきて「ただち退避せよ!中国側の指示に従わなければ武力を行使する!」


そして、




中国の防空識別圏内を飛行する航空機は、 飛行計画を 中国外務省又は航空当局に提出する許可をとれ。












「この空域は中国の空だから勝手に入ってくるな、入ってくる場合は中国外務省もしくは航空当局に飛行計画ルートを提出せよ」という事である。

まさにふざけた話である。自分の国の空を飛ぶのになんで中国の許可が必要なのか。尖閣諸島上空は日本の領空だし、なんで中間線を越えて設定しようするのか。東シナ海の制空権を確保し、領海と領土を同時に侵攻しようという中国軍の思惑が見え隠れする。

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